蛟編ということでもちろんメイン攻略キャラは蛟です。他のキャラもあと3人いるのですが、彼らはルートはあるものの恋愛ハッピーエンドまではなく、どのルートであっても蛟が好きということを前提に進んでいきました。そして蛟以外のキャラではどの√もハッピーエンドにはならなかったです。むしろバッドエンド。しかし、キャラごとに共通√だけでは全く掘り下げられなかった特徴やそのキャラが主人公であるみことちゃんをすきになる過程が描かれており、それは他全ての√をみないと知ることができません。そういういみでフルコンプをするまで楽しめる作品でした。
ここからはそれぞれのキャラ&そのキャラの√について感想をかいていきます。
・蛟
蛟√は最後によかったね、とほっとできるような√でありキャラでした。掟掟と堅苦しいキャラかと最初は思わせつつの全部それは自分を抑え相手のためにやっていることになっていて、最初の登場時から絶対触れないウブっぷりとは何だったのかというくらいに最後のほうには良い意味で激しい気性の持ち主でかわかっこいいこの子、というくらいに変わってくれました。正確には本来の自分に戻ったというのが正しいかもしれません。たぶん一緒にいたら信頼を寄せれるキャラだと思います。この蛟の家は家としても代々古くからある家柄ではありますが、その背景はとても暗く悲しくなるものでした。蛟√の終盤家に特攻をしたときこの家の闇がとても恐ろしかったです。ほかのキャラもこのような背景を持っているのかと思うとこの学校はやばい奴の集まりなのかとも思うレベルです。でもエンドでは様々な壁があったものの二人は無事結ばれたので本当に良かったです。幸せになってね蛟
・姫空木
姫空木(以下姫)はもうなんていうかアムネシアのトーマと雰囲気が似てて喋ってもやっぱり似ててなんかやばそうだなと思いつつ、姫√をやったところ案の定トーマ枠でした。いや〜この半年でヒロインを監禁する乙女ゲームを2作品やるとは。いや、他にも監禁する乙女ゲームはありますけどね!(月華、黒金etc)姫√入ったのになんか蛟と良い雰囲気なんだけどとか思ってたら姫は狂いはじてるし、というか√キャラが敵になるってどういうことですか!?姫先輩は他のルートではすごく面倒見が良いし、友達のために恋心を封印するし良い先輩の鏡みたいな人なのにもう姫√だと姫の暴走っぷりがヤバイです。主人公であるみことちゃんが自分の手に入る範囲にいないと割り切れるみたいですけど手に入る範囲にきちゃうともう暴走してますね。発言が結構厨二はいってます。でもこれは普段抑えてる分の反動と考えたら日頃の抑えているものの大きさがうかがえます。悲しいです。だがしかし、姫のエンドは怖いです。
すでに出ている姫空木編で真相・救済はされていると思うので、それをプレイして姫の健全な状態での救いを見たいと思います。
・唐紅
最初はうわああめっちゃ肉食系俺様男子そうでなんかTOKYOヤマノテBOYSのイエスくんに似てるううと思ってはじめたのですがその通りでした。いや正確にはイエスくん+女好きな性格でした。というかこのルートせめてR15くらいはかけておいた方がいいんじゃないかというくらいのきわどい発言の嵐。というかこの舞台である華園が処女しか入学できないの時点でこの学園ヤバイヤバイ。だってそれだけでもうネタたくさんでてきますよ?しかも唐紅は退学させられない程度におんなのこたちに気持ち良いことしてあげてるとかいろいろもう。でも最終的にはイケメンでした。いろいろおいたはありますが、筋が通ってる人なのでやっぱりかっこいいです。私的には一番好きなキャラです。
唐紅√の最後みことちゃんが蛟につくか唐紅につくかでエンドが変わるのですが、蛟についたエンドでは唐紅先輩が水妹の子達と無惨な死を遂げ、唐紅についたエンドでも力尽きて亡くなる…ホント悲しいです。唐紅先輩救済お願いします。生きてみことちゃんと恋愛させてあげてください。
また、二人の子供時代?らしいシーンでみことちゃんや嫁っていってるのがホントニヤニヤでした。あのどのキャラにも出てくる記憶にない子供時代の回想はホントに美味しいです。でもあの回想はなにを意味しているのか、そして何故みんなその昔の記憶がないのか。いろいろ疑問は尽きないです。
・いろは
いろは自体は作品の中でみことちゃんが一番最初に出会う攻略キャラでこのキャラが物語の中で最重要の秘密を握っていることは当初から予測していました。まずこのゲームのはじまりは「ツキの半身」という存在とみこととの会話からなのですが、まずそこでCVを聞くと高い声の寺島さん、他のキャラで声を例えるならうたプリの音也が近いくらいの声の高さでした。それから次にでてきたキャラがいろははツキの半身と違い声が低いもののCVは寺島さんでしたので、なにかそこは意味があるんだだろうなという結論です。またいろはは目に望月と呼ばれるものをもっており、この望月という存在は蛟√においても重要であり、この目を持っている人は大変稀であると考えられます。あといろはのみことちゃんへの感情はみずからはおさえこもうとしていますが、共通√中盤に蛟がみことちやんにやらかした時のあの冷静にみえつつ、ふつふつと湧いてきていたあの怒り嫉妬は抑えきれないものだったといえます。
また、いろは√の終わりでいろはは飛び降りて死んでしまうんですがここで全て終わって元の日常に戻りましたと思いきやみことちゃんは其の後交通事故にまたあってしまい、それがあったと思ったあと突然まるでゲームのはじめに戻ったかのように病室のシーン、そして死んだはずのいろはの登場。ここまでみてようやくこのゲームはループものであることをさとりました。いろはの言動はたまにおかしなものがありましたが、これらはいろはがおそらく永遠と続けてきた無限ループな世界によるものだと。そう考えるといろははみことちゃんのことをずっとみてきたのかと、とても切なくなりました。初めのいろはの自分を選んで欲しいという呟きもそうしたらこの運命を終わらせることが出来るかもしれないといったニュアンスが含まれてたのかもしれません。
しかし、未だツキの半身について含めたいろはについての真相は全く解明されておらず、次にプレイする予定の姫空木編、そして今後発売予定の唐紅/うつつ編にて真相が分かることが待っています。
また世界観についても今後考えていきたいと思っています。
とりあえず次は姫空木編をプレイしつつ、唐紅/うつつ編を全力待機です!
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